2021年2月16日、OUI Inc.の清水映輔氏が代表取締役を務める株式会社OUI (OUI Inc.)が、Industry Co – Creation (ICC) サミット FUKUOKA 2021の「REALTECH CATAPULT リアルテック・ベンチャーが世界を変える」において優勝した。ICCサミットはスタートアップの登竜門とも言われ、リアルテック・カタパルトとは、地球と人類の課題解決に資する研究開発型の革新的テクノロジーを保有しているベンチャー8社の中で、第一線で活躍する経営者・幹部・投資家・プロフェッショナルで構成される32人の審査員に対して7分間のプレゼンテーションを行い、優勝を決めるプログラムである。清水氏は矢津啓之氏、明田直彦氏とともに眼科学教室発ベンチャーである、OUI Inc.を起業し、スマホアタッチメント型眼科医療機器であるSECの実用化と、SECを使用した研究開発を行なっている。SECは既存の細隙灯顕微鏡と同等の性能であることが証明され (Yazu H, et al. Diagnostics. 2020, Shimizu E, et al. Sensors. 2021)、医療機関のみでしか行えなかった眼科診療を、いつでも、どこでも、誰でも可能とした。SECを礎に開発された診断AIや遠隔診療を応用した一連の研究成果を「日本発・眼科診断AIの開発による世界の失明と視覚障害の根絶への挑戦」というタイトルで発表し、審査員の投票の結果、優勝を果たした。
OUI Inc.は、今後、大学発ベンチャーとして”2025年までに世界の失明を半分にする”ことを目標に事業を推進する。